AIO SYSTEMとは?
AIO SYSTEMとは、初心者でも簡単に稼げることを売りにした取引ツールです。
AIOとは「All In One」の頭文字で、「これひとつですべてができる」ことを意味しており、ツールひとつであらゆる投資が行えるようです。
各種手数料(出金、口座維持、システム維持、口座開設)が不要なため、システム利用料は実質無料。スマホさえあれば、知識や経験がなくても誰でも手軽に投資で稼げるとのこと。
初期費用がかからないため手軽にスタートできますし、少なくとも導入の段階でお金を騙し取られる心配がないため、試してみようと思う人もいるかもしれません。
本当であればおいしい話ですが、現実にはそんなおいしい話は滅多にありません。
そこで、AIO SYSTEMで本当に稼げるのか?
徹底調査して記事にまとめたので、参考にしてみてください。
AIO SYSTEMの口コミ・評判を調査
副業ビジネスの中でも投資ビジネスは初心者にはハードルが高く、簡単には手が出ません。何しろ「投資」ですから、リターンもあればリスクもあります。
そのリスクの部分が初心者にとっては曲者であり、なかなか手がでない理由です。
稼ぎたいから副業を始めたのに、ハイリスクでは意味がない…そんなところでしょうか。
AIO SYSTEMは知識も経験も不要で初心者でもOKとの記載もありますが、実際やってみた人の声はどうなのか?
「AIO SYSTEM + 口コミ」で検索しても口コミは残念ながらひとつも検索には引っかからず、ヒットするのは情報商材レビューサイトのネガティブな評価ばかり…。
実際にトレードを行った人の口コミや評判が見たいところですが、現状で利用者のリアルな評価を確認することができませんでした。
ということで、口コミ・評判の検証はできませんでしたが、少なくとも情報商材のレビュアーは「稼げない」「オススメできない」と評価していることがわかりました。
AIO SYSTEMの仕事内容を調査
AIO SYSTEMは投資ビジネスで、無料で手に入るアプリケーションを通じてFXを主体とした仮想通貨のトレードを行い稼げるというものです。
トレードは至って簡単で、システム登録をしてログインしたら「金額入力」欄に金額を入力後、「トレード開始」ボタンを押せばトレードが開始するという仕組みです。
ただし、これはデモトレードなので、実際にお金が動いているわけではありません。
システム自体は簡素で手軽ですが、本当に投資ができるのか本番トレードに移行する際、費用がかかるのかかからないのか、わかるまでチェックが必要です。
AIO SYSTEMの初期費用を調査
前述のとおり、初期費用は一切かかりません。
- 出金手数料無料
- 口座維持手数料無料
- システム維持手数料無料
- 口座開設手数料無料
見事にすべて無料です。それどころか、トライアルキャンペーンでトレードを行うための軍資金40万円も貰えます。
ただ勘違いしてはいけないのは、あくまで最初のデモトレードを行うための40万円なので、「仮想のお金」というわけです。
40万円が貰えるわけではないので注意しましょう。
AIO SYSTEMのサポート体制を調査
AIO SYSTEMの公式LINEに登録すると、「投資未経験者の方には特にサポートさせて頂きますのでご安心下さい」とメッセージが届きます。
ただ、具体的にどのようにサポートを行ってくれるかは明記されていません。
AIO SYSTEMは財務局に登録された金商ありの会社ではないので投資助言は法律的にできません。サポートしてくれるのはシステム設定の部分くらいでしょう。
AIO SYSTEMの会社情報を調査
AIO SYSTEMは特定商法取引法(以下、「特商法」)の対象にあたるにもかかわらず、LPの中には特商法の表記がありませんでした。
特商法は、ネット上の商取引の中でも特に重要な項目で、事業者と利用者を守るために国が定めた法律です。
投資関係の案件であれば、特商法の記載がされていて当たり前ですが、その記載がありません。つまり、何かトラブルがあっても泣き寝入りするしかできないということです。
特商法では11項目の表示義務が定められていますが、AIO SYSTEMはその中の「事業者名」くらいしか表示されていないのです。
会社情報すら分からないので、かなり危険。下手なトラブルに巻き込まれたくないなら、しっかりと特商法が記載された業者を利用しましょう。
調査結果
AIO SYSTEMは実態が見えにくい副業案件でした。
- 利用者のレビューが無い
- リアルトレード実績が無い
- 特商法の記載が無い
特商法の記載が無いので利用は絶対にオススメできません。
実際に運用するかはともかくとして、初期費用がかからないから、と無闇に登録するのもやめたほうがよさそうです。
登録時に氏名やメールアドレスといった個人情報を入力するので、それだけでもリスクがないとは言えません。
利用する際は完全なる自己責任で判断してください。特商法の記載すらない業者のサービスを利用してトラブルに巻き込まれても誰も責任は取ってくれません。